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「美の滋賀」発信へ知恵　県、懇話会を１４日に発足

　滋賀の誇れる「仏教美術」「近代美術」「アール・ブリュット」の３分野を「美の滋賀」として県内外に発信していこうと、滋賀県は有識者らによる懇話会を１４日に発足させる。効果的な発信のあり方を検討し、施策に反映させることで、滋賀の魅力を高めるのが狙い。会合は一般傍聴も可能で、県は「広く知ってもらう機会にしたい」としている。

　滋賀は国宝、重要文化財の件数が全国４位と文化財の宝庫であり、２０１４年には県立近代美術館が開館３０周年を迎える。また流行や教育に左右されず、衝動のままに表現した芸術「アール・ブリュット」は、障害者福祉が県内で熱心に展開され、障害のある人の文化活動が根付いてきた歴史もあり、県がアジアの発信拠点を目指して力を入れている。懇話会では３分野を「美の滋賀」として効果的に発信するための方向性や理念をまとめる。

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