きびたきのおしゃべり:民のつながり生かせ
きびたきのおしゃべり:民のつながり生かせ
「自分たちが助けられたら、他の患者さんは今どうしているんだろうって心配になって」。筋萎縮性側索硬化症(ALS)の父(74)を自宅で介護する郡山市の公務員、安田智美さん(40)は、最近始めた支援活動について動機を語る。日本ALS協会県支部の活動として、新たにALS以外の在宅人工呼吸器利用患者にもバッテリーの貸し出しなどを行っている。
安田さんの父は、毎日2回の訪問看護を受けていた。東日本大震災後はガソリン不足から週1回に。利用していた訪問介護事業所のなかには、ヘルパーの移動に使う車のガソリンがなくなった時点で、派遣を中止せざるを得ないと伝えてきたところもあった。主治医のいる病院はパンク状態で、入院も断念した。
家族は介護疲れと不安で疲弊しきっていた。ある日突然、被災したにもかかわらず、いわき市のケアマネジャーがガソリンを持ってやってきた。ケアマネは、地元の障害者が避難するためにかき集めたガソリンを分けてくれ、その後も首都圏と郡山を何度も往復して、少しずつ届けてくれた。
在宅介護に必要な消耗品や人工栄養などは、知人が滋賀県のNPO法人に相談し、その知り合いの福井県の団体が全国から集めて送ってくれた。私が「すごいつながりですね」と言うと、安田さんは「『助かりました』で終わらせずに、これからの制度作りに生かさないともったいない」と笑顔で話した。
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「自分たちが助けられたら、他の患者さんは今どうしているんだろうって心配になって」。筋萎縮性側索硬化症(ALS)の父(74)を自宅で介護する郡山市の公務員、安田智美さん(40)は、最近始めた支援活動について動機を語る。日本ALS協会県支部の活動として、新たにALS以外の在宅人工呼吸器利用患者にもバッテリーの貸し出しなどを行っている。
安田さんの父は、毎日2回の訪問看護を受けていた。東日本大震災後はガソリン不足から週1回に。利用していた訪問介護事業所のなかには、ヘルパーの移動に使う車のガソリンがなくなった時点で、派遣を中止せざるを得ないと伝えてきたところもあった。主治医のいる病院はパンク状態で、入院も断念した。
家族は介護疲れと不安で疲弊しきっていた。ある日突然、被災したにもかかわらず、いわき市のケアマネジャーがガソリンを持ってやってきた。ケアマネは、地元の障害者が避難するためにかき集めたガソリンを分けてくれ、その後も首都圏と郡山を何度も往復して、少しずつ届けてくれた。
在宅介護に必要な消耗品や人工栄養などは、知人が滋賀県のNPO法人に相談し、その知り合いの福井県の団体が全国から集めて送ってくれた。私が「すごいつながりですね」と言うと、安田さんは「『助かりました』で終わらせずに、これからの制度作りに生かさないともったいない」と笑顔で話した。
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タグ :障害福祉
精神疾患に理解を 基本法求め、県内でも
署名活動:精神疾患に理解を 基本法求め、県内でも /滋賀
精神疾患克服に向けた施策を求める「こころの健康を守り推進する基本法制定を求める署名キャンペーン」が25日、全国各地で行われ、県内では近江八幡、大津両市内で参加者らが署名活動を行った。
全国で100万人の署名を集めることが目標。県内では、県精神障害者家族会連合会(鳰の会)と県断酒同友会が主催。大津市内での参加者約20人が「国民の心の健康状態は悪化している。改善のため、基本法制定に向け協力を」と訴え、道行く人に署名を求めた。
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精神疾患克服に向けた施策を求める「こころの健康を守り推進する基本法制定を求める署名キャンペーン」が25日、全国各地で行われ、県内では近江八幡、大津両市内で参加者らが署名活動を行った。
全国で100万人の署名を集めることが目標。県内では、県精神障害者家族会連合会(鳰の会)と県断酒同友会が主催。大津市内での参加者約20人が「国民の心の健康状態は悪化している。改善のため、基本法制定に向け協力を」と訴え、道行く人に署名を求めた。
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タグ :障害福祉
障害者の社会的雇用モデル事業の実施を国に要望
(大阪府箕面市)障害者の社会的雇用モデル事業の実施を国に要望 ~政府の就労合同作業チームの提言を受け、再度要望書を提出~
昨日(6月23日付け)、政府の「障がい者制度改革推進会議」の就労合同作業チーム報告書において、障害者の就労事業の試行実施が提言されました。箕面市では、ハードルの高い「一般就労」と訓練的な要素が強く自立に至らない「福祉的就労」の中間的な就労の場である「社会的雇用」の制度化をかねてより国等に提案しており、今回の作業チームの提言は、本市の提案と同趣旨のものです。これを受け、その実現に向けモデル事業を実施するよう、本年2月に引き続き、再度、国、民主党、障がい者制度改革推進会議などに要望書を提出しました。
昨日(6月23日付け)、政府の「障がい者制度改革推進会議」の就労合同作業チーム報告書において、障害者の就労事業の試行実施が提言されました。
箕面市では、ハードルの高い「一般就労」と訓練的な要素が強く自立に至らない「福祉6 件的就労」の中間的な就労の場である「社会的雇用」の制度化をかねてより国等に提案しており、今回の作業チームの提言は、本市の提案と同趣旨のものです。
これを受け、その実現に向けモデル事業を実施するよう、本年2月に引き続き、再度、国、民主党、障がい者制度改革推進会議などに要望書を提出しました。
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昨日(6月23日付け)、政府の「障がい者制度改革推進会議」の就労合同作業チーム報告書において、障害者の就労事業の試行実施が提言されました。箕面市では、ハードルの高い「一般就労」と訓練的な要素が強く自立に至らない「福祉的就労」の中間的な就労の場である「社会的雇用」の制度化をかねてより国等に提案しており、今回の作業チームの提言は、本市の提案と同趣旨のものです。これを受け、その実現に向けモデル事業を実施するよう、本年2月に引き続き、再度、国、民主党、障がい者制度改革推進会議などに要望書を提出しました。
昨日(6月23日付け)、政府の「障がい者制度改革推進会議」の就労合同作業チーム報告書において、障害者の就労事業の試行実施が提言されました。
箕面市では、ハードルの高い「一般就労」と訓練的な要素が強く自立に至らない「福祉6 件的就労」の中間的な就労の場である「社会的雇用」の制度化をかねてより国等に提案しており、今回の作業チームの提言は、本市の提案と同趣旨のものです。
これを受け、その実現に向けモデル事業を実施するよう、本年2月に引き続き、再度、国、民主党、障がい者制度改革推進会議などに要望書を提出しました。
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高齢者手助け ボランティアが考案--甲賀
生活支援券:高齢者手助け ボランティアが考案--甲賀 /滋賀
◇「ちょっとお願い」で1枚→地元商店の買い物券に
甲賀市甲南町寺庄のボランティアが考案した、1人暮らしの高齢者らを手助けする「生活支援券」の取り組みが好評だ。高齢者は「ちょっとお願い」と頼みやすく、支援者が受け取った券は地元商店の「買い物券」に変わる。考案者の藤井武夫さん(70)は「地元がつながる新たな地域通貨に」と手応えを感じている。
生活支援券は1枚100円。主に高齢者や障害者が対象で「支援希望者」に登録すると、寺庄の区費負担で年間3000円分が無料配布される。それ以上の支援を望む場合は、利用者負担で購入する。ごみ出しは1枚、洗濯などの家事は3枚、外出の送迎・買い物代行は3枚からで、最高10枚。内容や距離、時間に応じて券を渡す。昨年3月に始まり、現在はボランティア13人が17人を支援している。
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◇「ちょっとお願い」で1枚→地元商店の買い物券に
甲賀市甲南町寺庄のボランティアが考案した、1人暮らしの高齢者らを手助けする「生活支援券」の取り組みが好評だ。高齢者は「ちょっとお願い」と頼みやすく、支援者が受け取った券は地元商店の「買い物券」に変わる。考案者の藤井武夫さん(70)は「地元がつながる新たな地域通貨に」と手応えを感じている。
生活支援券は1枚100円。主に高齢者や障害者が対象で「支援希望者」に登録すると、寺庄の区費負担で年間3000円分が無料配布される。それ以上の支援を望む場合は、利用者負担で購入する。ごみ出しは1枚、洗濯などの家事は3枚、外出の送迎・買い物代行は3枚からで、最高10枚。内容や距離、時間に応じて券を渡す。昨年3月に始まり、現在はボランティア13人が17人を支援している。
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タグ :高齢者福祉
真意伝える使命 滋賀県聴覚障害者福祉協会 田中欣也さん
手話通訳 真意伝える使命 滋賀県聴覚障害者福祉協会 田中欣也さん
職探し・転居 手伝い今後も
滋賀県聴覚障害者福祉協会職員の田中欣也さん(32)(大津市)は、同県が宮城県名取市に派遣した手話通訳者3人のうちの1人として、5月26日から31日まで、現地で聴覚障害者の相談を受けました。
田中さんは両親が聴覚障害者で、2000年に資格を取得しました。幼い頃、両親をサポートしてくれた通訳者に感謝し、「いつか自分も恩返しをしたい」と思っていたといいます。
名取市役所は、津波の被害を免れましたが、沿岸部には多くのがれきが残り、大震災から2か月以上たった当時でも、その爪痕ははっきりと残っていたそうです。市内で手話通訳が必要な障害者は約60人おり、そのうち8人は自宅が全半壊したとのことでした。
午前中は市役所で通訳を務め、午後からは聴覚障害者が暮らす避難所や仮設住宅などを訪問した田中さんは、義援金支給の手続きや、情報の入手に欠かせないファクスなど生活物資の給付申請を受け付け、生活再建を支援しました。
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職探し・転居 手伝い今後も
滋賀県聴覚障害者福祉協会職員の田中欣也さん(32)(大津市)は、同県が宮城県名取市に派遣した手話通訳者3人のうちの1人として、5月26日から31日まで、現地で聴覚障害者の相談を受けました。
田中さんは両親が聴覚障害者で、2000年に資格を取得しました。幼い頃、両親をサポートしてくれた通訳者に感謝し、「いつか自分も恩返しをしたい」と思っていたといいます。
名取市役所は、津波の被害を免れましたが、沿岸部には多くのがれきが残り、大震災から2か月以上たった当時でも、その爪痕ははっきりと残っていたそうです。市内で手話通訳が必要な障害者は約60人おり、そのうち8人は自宅が全半壊したとのことでした。
午前中は市役所で通訳を務め、午後からは聴覚障害者が暮らす避難所や仮設住宅などを訪問した田中さんは、義援金支給の手続きや、情報の入手に欠かせないファクスなど生活物資の給付申請を受け付け、生活再建を支援しました。
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タグ :障害福祉