御利益たっぷりエコ小鉢 東本願寺修復工事で出た土再生

2010年02月11日

御利益たっぷりエコ小鉢 東本願寺修復工事で出た土再生

 焼き物の里に7万個の大口注文が舞い込んだ。滋賀県甲賀市信楽町の知的障害児自立支援施設、県立信楽学園が、真宗大谷派本山・東本願寺(京都市下京区)の依頼で、同寺の修復工事で出た100年以上前の土を再利用し、小鉢作りに励んでいる。同寺で来年ある宗祖親鸞の750回忌法要で、参拝者に提供する精進弁当の器。園生はエコと歴史にやりがいを感じながら作業に熱中している。

 東本願寺は法要を前に、世界最大級の木造建築「御影堂」を5年かけて修復した。耐震化で屋根を軽くするため、瓦を固定する「ふき土」を極力使わない工法を採用。使われていた約700トンの土が要らなくなった。環境に配慮して土のリサイクルを決めた寺側は、信楽焼を取り入れた学園の活動を知り小鉢生産を依頼した。

 学園では15~18歳の園生が職業訓練に励んでおり、学園側も申し出を快諾した。約1トンの土を下処理し信楽焼の用土に10%程度混ぜて特製粘土を用意して、昨年12月から作り始めた。

 小鉢は口径約6・5センチ、高さ約3センチ。園内の窯で焼成し、灰白色に鉄分の赤い斑点がアクセントだ。底には学園ブランド「五位乃木窯」を示す刻印も。園生15人が分業しており、仕上げ担当の鯰江健司さん(16)=滋賀県東近江市=は「天場(縁)の調整が難しい。ふき土を捨てず器にするので地球にも優しい」と話す。これまで約1万個を納入したが、7万個の生産完了まであと1年かかる。

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タグ :障害者就労

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Posted by じゃんがら at 14:11│Comments(0)ニュース
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