「アトムの足音が聞こえる」(シネグリーオ)

2011年05月20日

「アトムの足音が聞こえる」(シネグリーオ)

消えた音響デザイナー

 「鉄腕アトム」といえば、「ピョコピョコ」という足音が今でも耳に残る。

 金属製のロボットなのに温かい響き。音が「人格」を持って伝わった。それを作り出したのが、大野松雄だ。

 国産テレビアニメ第1号で、時に作者の手塚治虫とぶつかりながら、独自の未来都市の音を創造した大野。彼が手がけたアニメは「鉄腕アトム」と「ルパン三世」(第1シリーズ)だけだという。その後、「この世ならざる音」を創作テーマとして立体音響などに取り組むが、1980年代に突然、消息を絶った。

 果たして彼はどこに消えたのか?

 冨永昌敬(まさのり)監督は、京都、滋賀へと足跡を追い、その人物像に迫る。実は所在が分かって取材しているのだが、謎解きのような導入部の構成がなかなか巧みで、つい引き込まれる。

 「効果マン」と呼ばれることを嫌い、「音響デザイナー」を名乗った大野。納得できることしかせず、興味の赴くままに、電子音楽や記録映画などにのめり込み、やがてスタジオ運営に行き詰まる。その過程が、さまざまな関係者の証言によって明らかになる。

 そして意外な所に彼は居た。滋賀県の知的障害者施設で40年以上にわたって演劇活動に協力してきたというのだ。

続きはこちら・・・


タグ :福祉施設

同じカテゴリー(ニュース)の記事画像
障害者講師に介助学ぶ
「ハートフルサービスカタログ2011」草津市
障害者週間 ふくふくひろば
「障害者ICT支援技術向上講習」が開催されます。
BAPのパンフレット出来ました!!
紫香楽高原ぶどう、8月25日開園!!
同じカテゴリー(ニュース)の記事
 障害者雇用率:総数過去最高、民間1.78%に (2012-11-20 17:21)
 障害者雇用でパナ事業所訪問 県議会常任委 (2012-11-15 17:49)
 おうみのお店:美輪湖マノーナファーム (2012-11-12 16:46)
 秋の叙勲:県内42人受章 (2012-11-05 17:56)
 滋賀レイクスターズ、公式戦に障害者ら4000人を無料招待へ (2012-10-29 20:24)
 高齢者の「転んで骨折」防ぐ 手軽な運動法を開発 (2012-10-25 17:39)


Posted by じゃんがら at 21:29│Comments(0)ニュース
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。