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盲導犬：「パピーウォーカー」急増　委託先が湖南地域に拡大　／滋賀

　盲導犬候補の子犬を１歳になるまで育てるボランティア「パピーウォーカー」が県内で急増している。関西盲導犬協会（京都府亀岡市）が委託先を湖南地域へ拡大、野洲市や守山市などの新興住宅地に住む家族からの希望が増えた。今秋は子犬がたくさん生まれ、冬も出産ラッシュが続く見通し。同協会は「滋賀が育成拠点になればより多くの盲導犬を提供できる」と喜んでいる。【安部拓輝】

　同協会によると、現在の子犬６１頭の委託先の半数は京都府内。県内は大津市だけだったが、盲導犬への理解を広げようと、８月から草津、守山、野洲、栗東、湖南の５市に広げたところ、申し込みが相次ぎ、登録は４件から１５件に急増した。６歳と３歳の兄妹がいる野洲市の会社員、国房義之さん（３３）は先月末、生後２カ月のラブラドルレトリバーを迎え、「家族の一員としてたくさん遊びに連れて行きたい」と話す。

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